がんとつきあう
介護保険
65歳以上の第1号被保険者が受けられる
介護保険は、高齢になって介護が必要になった場合に受けられるサービスです。第1号被保険者とは国民年金に加入している人を指します。被保険者に介護が必要になったとき、住民票のある市区町村で要介護認定を受けると、訪問サービス(在宅での介護、乳用、看護、リハビリテーションなど)や、デイサービス(通いで昼食や入浴、レクリエーションなどのサービスを受ける)など、さまざまなサービスを受けることができます。介護保険で介護を受けた場合には、毎月の保険料と費用の1割を負担します。介護サービスの内容は市区町村ごとに内容が異なり、たくさんの種類があり、金額も異なります。住んでいるところでどんな介護サービスが受けられるのか、費用はどの程度なのかなど、よく調べて活用することをおすすめします。
がんも介護保険の対象
特定疾患で受けられる第2号被保険者は会社員、公務員など厚生年金や共済年金に加入している人を指します。介護保険は高齢者のためのサービスとして始まったものですが、脳卒中、認知症など老化に伴って発症する特定疾患で介護が必要になった場合は、40~64歳までの第2号被保険者も介護保険のサービスを受けることができます。「がん」は2006年4月に特定疾患に加わりました。がんが原因で介護が必要になった場合は、介護サービスを受けることができます。
市区町村に申請して要介護認定を受ける
介護保険でサービスを受けるためには、まず市区町村の窓口や福祉事務所に申請しましょう。すると、役所から認定を受けた訪問調査 が行われます。同時に、主治医に申請者の心身の状態に関する意見書を作成してもらいましょう。介護認定審査会が、これらの資料を基に介護の必要性や程度について審査を行い、「自立(非該当)」「要支援」「要介護1~5」などを認定します。認定結果をもとに、ケアマネージャー(介護支援専門員)と相談しながら介護サービス計画を作成し、それに基づいて介護サービスを利用することになります。
PICKUP:がんと免疫の深い関係
健康な人でも体内では、1日に約5000個の細胞が“がん化”していると言われています。しかし全ての人ががんになるわけではありません。それは、風邪のときと同様に、私たちの体に生まれつき備わっている免疫の力によって、がん細胞を排除する機能がきちんとはたらいているからです。
しかし、細胞のなかにある遺伝子が何らかの影響で傷ついてしまい、修復できなくなるとがん細胞へと変化していきます。免疫の力が正常に働いている場合は、がん細胞が増えることはありませんが、免疫力が弱まったり、加齢などによって衰えたりすると、がん細胞の増殖を抑えることができずに、がんが大きくなって正常な細胞の働きを阻害するようになっていくのです。
そこで、免疫の力を強化することでがん細胞を抑えようとする最先端の治療が開発されています。これらは「がん免疫療法」と呼ばれ、すでに実地医療として行われています。最近では手術や抗がん剤、放射線治療に次ぐ第4の治療として、注目を集めています。



