各種がん「小児癌」の症状と治療
ここでは小児癌の種類と症状について、わかりやすくご紹介します。
小児癌の症状
生まれてから15歳までに発症するがんを総称して「小児癌」と呼びます。白血病が最も多く約3~4割、次いで脳腫瘍や脊髄のがんが約2割、神経節のがんが約1割、その他となっています。毎年2000名以上の子供ががんを発症していると推測されますが、小児癌患者の3人に1人が白血病で、急性白血病がそのうち約6割、急性骨髄性白血病が約2割、悪性リンパ腫が約2割程度と考えられています。
小児癌の種類と症状一覧
主な小児癌の種類と、その症状を説明します。子供の様子がおかしく、気になることがあれば、すぐに受診してみましょう。
急性白血病は、発熱、リンパ節腫脹、出血、骨が痛い、食欲不振、体重減少、顔色がよくない、貧血、頭痛など。 脳腫瘍は、頭痛、嘔吐(特に朝は注意です)、二重に見える、顔面の神経麻痺、けいれんなど。 脊髄腫瘍は、背骨や背中・腰が痛い、便秘をする、おなかが痛い、歩行障害、しびれなど。 神経芽腫は、お腹が張っている、眼球が飛び出す、顔色が悪い、貧血、慢性的に下痢をしているなど。悪性リンパ腫は、リンパ節が腫れている、発がある、脾腫、頭が痛いなどです。
もっとも多い白血病などの血液がんの詳しい症状
白血病などの血液がんは赤血球や白血球、血を止める血小板などの血液成分をつくる過程でがんが発生するため、進行すると血液成分の不足が生じます。例えば赤血球が足りなくなると貧血を起こしやすくなり、身体に侵入した細菌を退治する白血球が不足すると、感染症を起こしやすくなります。
血液検査で血液の成分を調べます
白血病が疑われる際は、血液を採ってがん化した血球細胞の有無を調べます。白血病という名前から「白血球が増加している=白血病」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。通常の白血球が多くても、それががん化したものでなければ、まったく心配ありません。
血液検査で異常が発見されない場合は、麻酔をかけて骨髄に針を刺して組織を抜き取る骨髄穿刺が行われます。さらにがん化した細胞がリンパ節やほかの臓器に転移を起こしていないか確認するために、CT(X線断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)などの画像診断が行われます。
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