各種がん「慢性・急性骨髄性白血病」の症状と治療
ここでは慢性・急性骨髄性白血病の分類、それぞれの症状について、わかりやすくご紹介します。
慢性・急性骨髄性白血病の症状
骨髄性白血病は、慢性と急性がありますが、このふたつはまったく別の病気として治療されます。急性骨髄性白血病が、慢性化することはありませんが、慢性骨髄性白血病は、第3ステージの「急性期」になると急性骨髄性白血病のような症状になります。それぞれの症状も、まったく異なります。
骨髄の中の造血幹細胞(血液をつくる細胞)ががん化した病気です
骨髄性白血病は骨のなかで血液をつくる細胞ががん化する病気です。慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病をあわせて国内で年間7,000人が発症すると推測されます。歌手の本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で亡くなったのは、まだ記憶に新しいと思います。
急性骨髄性白血病(AML)は白血病のがん細胞が約20%以上を占める状態で、様々な合併症を起こしながら診断から数ヶ月で急速に進行します。これに対し、慢性骨髄性白血病(CML)はゆっくりと進行していきます。
急性骨髄性白血病の仕組みと症状
急性骨髄性白血病では血液をつくる細胞ががん化するため、血球の不足による症状があらわれます。
急性骨髄性白血病は、白血球が増える病気と思われがちですが、そうではなく、急性骨髄性白血病の病的細胞が、白血球の幼若細胞に似ているのです。血液は古くなったら死んでいつも新しく作られるようコントロールされていますが、急性骨髄性白血病の病的細胞は減ることなく増殖し続け、骨髄の中で正常な造血細胞を圧倒してしまいます。これによって、きれいな血が作られず、赤血球、白血球、血小板が減少し、処症状が現れます。
赤血球が不足すると、貧血、疲れやすい、息切れなどが現れ、白血球が不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。急性骨髄性白血病は発熱を伴うことがあります。血小板という血液を固める成分が不足すると、ちょっとしたキズで出血が止まらなくなったり、出血しやすい傾向があらわれます。
慢性骨髄性白血病の症状
慢性骨髄性白血病はの自覚症状は、腹部膨満、腹痛、倦怠感、まれに出血、貧血などがありますが、進行が遅いため、実際はほとんど無症状です。慢性骨髄性白血病は、健康診断の血液検査で白血球の異常値を指摘されて、受診することが多いのです。
骨髄穿刺で骨髄中の血球の様子を調べます
まず血液検査で、どのタイプの白血球が増加しているかを調べます。診断では腰の骨などに針を指して骨髄の中の細胞を採取して調べる骨髄穿刺に加えて、治療方針を決定するために、がん細胞の遺伝子を調べる検査を行います。
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