各種がん「口腔癌、舌癌」の症状と治療
ここでは口腔癌、舌癌の症状について詳しく見ていきます。
口腔癌、舌癌の症状
一見、口内炎と見分けがつけにくいのが口腔癌と舌癌です。しかし、不快感や痛みなどの症状に対して、ステロイドの塗布やビタミン類の摂取などの対応をしても改善が見られない場合は、口腔癌、舌癌を疑ったほうがよいかも知れません。
口腔癌の原因には、お酒やたばこが挙げられますが、男女比に大差がないことから、不確かとされています。むしろ、口の中の不衛生や刺激の方が主な原因とされています。ほかに、熱いものや辛いものを好んで食べる人は発症リスクが高まるようです。
口腔癌のなかで一番多いのは舌癌です
口腔癌は、口のなかにできるがんの総称です。全がんの2%程度に過ぎませんが、近年発症率、死亡率ともに増加傾向にあります。最も多いのは舌の側面や裏側にできる「舌癌」で、次いで歯ぐきにできる「歯肉がん」、頬の内側にできる「頬粘膜がん」、上あごの裏にできる「口蓋がん」、下あごの歯ぐきの内側と舌の間にできる「口底がん」と続きます。発症年齢は50~80代が多く、男女比は3:2とわずかに男性に多いようです。
口腔癌の症状は口内炎と区別がつかないので注意が必要です
口腔癌の初期症状は口の粘膜表面の荒れ(びらん)や潰瘍など一見、普通の口内炎と区別がつきません。一般に口内炎は長くても2週間程度で治りますが、それ以上持続するならば注意が必要です。また、歯科治療の麻酔が切れかけた時に似たしびれを感じる場合や、舌や頬の粘膜が部分的に赤や白に変色している場合は、がんの前兆であることが多いので注意してください。
食べ物が食べずらい、舌を動かしにくいなどの症状が出ることもあります。また、首のあたりがグリグリとしてリンパ節が腫れるくることがあります。最初は風邪をひいたと思われますが、これが3週間以上続くようであれば、要注意です。蓄膿に似た症状が出ることもあります。気をつける点は、片側だけ不自然に鼻がよくつまる場合です。
視診と細胞診で診断した後、画像検査で拡がり具合を調べます
口腔癌は、視診と問診からある程度の診断が可能です。がんと確定するには綿棒で疑わしい病変をこすって検査する細胞診と、メスで組織の一部を切り取り検査する生検を行います。その後にがんの拡がりや転移の有無を調べるために、レントゲン検査やCT(X線断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)を実施します。
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