各種がんの症状と治療
家族性腫瘍の症状
がんを抑える遺伝子の異常(変異)が原因のがんです
いまや2人に1人がなる国民病「がん」。実はヒトが生きている限り、日々「がんの種」は生まれ続けているのですが、体に備わっている免疫機能やがん化しやすい遺伝子のキズを修復する能力ががんの発生を抑えています。しかし、まれに 生まれつきがんの増殖を抑える遺伝子「がん抑制遺伝子」に異常(変異)を持つ方がいます。変異を持たない人よりはがんになりやすい体質なの で、若いうちにがんを発症する、複数の臓器、たとえば大腸と子宮など違う臓器に同時にがんが見つかる「重複がん」を発症 しやすいことが知られています。
第一親等(親子、兄弟姉妹)や2世代にわたるがんの発生に注目
ご自分が家族性腫瘍の体質を受け継いでいるかどうかを知るには遺伝子検査が早道ですが、先に1.親子、兄弟姉妹に がん患者がいるか、2.二世代にわたって同じタイプのがんが発症しているか、3.40歳未満の若年者で発症しているか、の3点を確認してみて ください。もし3つとも心当たりがある場合は、お近くのがん診療連携拠点病院の相談窓口で相談してみましょう。
遺伝子検査をうけるメリットは?デメリットは?
あえて遺伝子検査を受けるメリットはあるのでしょうか。一つは早期発見・早期治療が可能になることです。家 族性腫瘍はがん年齢以前の若いうちに発症することが多く、40代以前から意識してがん検診を受けることで万が一の時も早期に治療を始めること ができます。また、親に遺伝子異常(変異)がある場合、子供のがんに気を配ることもできるでしょう。デメリットとしては、がんの発症におびえ生活に支障がでる、遺伝を気にするあまり結婚や出産をためらうなど、人生の選択に影響がでる可能性もあり ます。
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PICKUP:標準治療その先に(第4のがん治療)
がんと診断された時には、「すでに手術が行えない」「転移を起こしている」といったことが多々あります。そうした場合、抗がん剤や放射線が効きにくく非常に治療が難しいとされているのです。
そこで、現在注目されているのが「免疫療法」。
免疫治療は、手術・抗がん剤・放射線治療といった今受けている標準治療に加えることで、治療効果が期待できるため、「第4のがん治療」として注目されています。
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