各種がん「咽頭癌、喉頭がん」の症状と治療
ここでは喉頭がんと、3つの部位別の咽頭がんについて、ステージごとの手術の方法を詳しくご紹介します。
咽頭癌、喉頭がんの治療
まずは、咽頭がんの治療方法について解説します。咽頭がんには、「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」の3種類があり、それぞれ進行の過程によって手術の方法がちがいます。
上咽頭がんの手術の方法
上咽頭がんは早期がんであっても、放射線療法が主体となります。放射線治療では治癒しないリンパ節に転移が見られた場合は、リンパ節の切除のために外科手術が行われます。また、抗がん剤による治療を補助的に行うこともあります。
中咽頭がんの手術の方法
中咽頭がん治療は、手術が主体です。病巣が大きい場合は美容面・機能面から、がんを切除した後の傷跡を再建する手術が行われています。比較的早期の中咽頭がんでは、放射線療法も選択肢のひとつです。手術よりも機能を温存できる一方、唾液腺の萎縮による口・喉の乾燥など特有の副作用があります。
下咽頭がんの手術の方法
早期下咽頭がんは、放射線療法が第一選択です。ただし、下咽頭がんは早期発見が難しく、初診時にすでに進行していることが珍しくありません。この場合は手術が優先され、もしくは手術と放射線療法を組み合わせた治療を行います。
喉頭がんは放射線療法と手術が2本柱です
次に、喉頭がんの治療方法について説明します。
喉頭がんの早期がんでは放射線療法が主体で、8~9割がこれで治ります。進行がんでは、喉頭部分切除や全摘術が行われます。発声部位によっては、病期に関わらず手術が優先されます。最近は抗がん剤でがん細胞の活動を鈍らせてから、放射線療法や手術を行う方法が行われています。
喉頭がんは、初期、進行がんトータルで生存率が65~70%と成功率が高く治りやすいがんであるとも言えます。
発声や飲み込む機能を温存する方法が工夫されています
咽頭・喉頭には発声や気道の確保、食物の飲み込みを制御するなど大切な機能が集中しているため、治療後も口・喉の渇き、発声障害、嚥下障害など中・長期的な合併症に悩まされることがあります。
しかし最近は手術法が改良され、放射線照射の方法も工夫されていることから機能温存が図れるようになってきました。また、失われた器官の再建術や機能訓練などで失われた機能を代替する技術も向上しています。
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