各種がん「平滑筋肉腫」の症状と治療
ここでは平滑筋肉腫の進行の過程、それに伴った治療の方法について、わかりやすく解説します。
平滑筋肉腫の治療
平滑筋肉腫は10万人に1人という非常にまれな腫瘍で、不随意運動を行う筋肉の細胞から生じます。胃や子宮、後腹膜(腹膜の後ろにある空間)や腸間膜(腸を支えている膜)、皮膚などに発生し、後腹膜・腸間膜タイプは女性に多く60代に発症ピークがあります。死亡率が高く、5年生存率は3割以下といわれています。皮膚タイプは40~60代の中高年に発症し、こちらは男性に多いのが特徴で、比較的良性のがんです。
手術が第一選択になります
平滑筋肉腫は急激に大きくなるだけでなく、体のほかの部分に転移し、命の危険にも影響を及ぼします。平滑筋肉腫の転移は、主に肺に起こりやすく、平滑筋肉腫の発症した部位によっては肝臓や骨、皮膚にも転移することがあります。
平滑筋肉腫は、比較的抗がん剤や放射線が効きにくいがんなので、治療法の基本は手術となります。周囲の正常な組織を含めて腫瘍大きめにを切除します。治療成績が一番よいのは両手足で、血管、後腹膜の順に治療が困難になってきます。
手術の前後の抗がん剤治療が試みられています
後腹膜・腸間膜タイプの平滑筋肉腫は、手術前後に複数の抗がん剤を投与する治療や、手術中に放射線を照射する治療法が試みられています。
平滑筋肉腫は、化学療法や放射線療法が効きにくいがんだと言われますが、患部が腫瘍であるかどうかはっきりしない場合、または術後に腫瘍細胞が残っているという場合には、化学療法や放射線療法の効果が認められています。
また、手術ができない場合は放射線治療を行うケースや、腫瘍細胞が42度以上で死滅し始めることを利用した温熱療法(ハイパーサーミア)や免疫療法も行われます。サプリメントなどを補助的に使用したい場合は、必ず医師に相談してください。医療の助けになる場合もあれば、かえって妨げになる場合もあるからです。
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