各種がんの症状と治療
脳・神経
口・のど
咽頭癌、喉頭がんの症状
咽頭癌、喉頭がんともに患者数はさほど多くはありませんが、喫煙者で大量飲酒癖がある人ほど発症しやすいことが知られています。また、発症率、死亡率ともに男性が高く、発症年齢は50~80代が多いです。
咽頭癌、喉頭がんの治療
部位によって対策すべき方法が全く違う、咽頭がんと喉頭がんの治療法。例えば上咽頭がんは早期がんであっても放射線療法が主体、また抗がん剤による治療を補助的に行うこともあります。中咽頭がん治療は手術が主体です。
胸部
消化管
肝・胆・膵
肝癌(肝臓癌)の症状
日本では年間約3万人が新たに肝癌(肝臓癌)と診断されています。多くはHCV、HBVウイルス感染が原因です。したがってまず、感染の有無を調べる血液検査を受けることが肝心です。
肝癌(肝臓癌)の治療
肝臓癌の進行度はがん塊の直径、個数、そして肝臓の中を走る血管にがん細胞が入り込んでいないかどうか、さらに、リンパ節転移の有無と肝臓機能の状態によって治療方針が異なります。
胆管癌、胆のう癌の治療
治療の第1選択は手術です。唯一、根治が期待できる治療法であり、進行している場合も手術対象です。ただ、発生場所によって術式が異なること、周囲にある大切な臓器や血管を守り、術後の合併症に配慮するなど、手術の難易度が高いことでも知られます。
膵臓癌(すい臓がん)の症状
胃の後ろに位置し、インスリンなど大切なホルモンを分泌する膵臓がんは、この数年増加傾向にあります。膵臓がんは早期発見が難しく、治療法も確立していないという難治がんの代表格です。
膵臓癌(すい臓がん)の治療
膵臓がんの根治療法は手術ですが、手術ができる患者数は全体の約2割にとどまります。しかし、「がんワクチン」の臨床試験も進んでいます。膵臓がんは難治がんですが、それ故に常に新しい治療法が試みられています。
泌尿器
婦人科
子宮癌(子宮体癌)の症状
子宮体がんの初期症状はほとんどありません。意識をして検診を受けるようにしましょう。少し進行すると、月経とは無関係の出血や排尿時の痛み、性交時の痛みなどがあります。
子宮癌(子宮体癌)の治療
子宮体がんの治療では子宮と両側の卵巣をいっしょに取り除く手術が基本。がんが内膜内に留まる早期であれば高い治癒率を期待できますが、若い人の場合は妊娠、出産を諦める、卵巣を取るので更年期症状がでるなど辛い選択になりがちです。
小児がん
皮膚・骨・筋肉
皮膚がん(悪性黒色腫“メラノーマ”)の症状
悪性黒色腫(メラノーマ)は皮膚がんでも一番悪性度が高く、40~50代での発症率が最も高くなっています。しかも、悪性黒色腫は足のうらに発生することが多く、気づかぬ内に悪化する可能性が高いので注意が必要です。
皮膚がん(悪性黒色腫“メラノーマ”)の治療
悪性黒色腫は初期病変のまわりに衛星のように皮膚転移を起こしていることがあり、皮膚表面からの深さが1〜2mmに止まっているケースでも再発予防のため広範囲を切除します。
血液
慢性・急性骨髄性白血病の症状
慢性・急性骨髄性白血病では血液をつくる細胞ががん化するため、血球の不足による症状が現れます。赤血球が不足すると、貧血、疲れやすい、息切れなどが現れ、白血球が不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
慢性・急性骨髄性白血病の治療
慢性骨髄性白血病(CML)の治療では、分子標的薬イマチニブが絶大な効果を発揮します。従来の治療法では、あまり効果が上げられなかったのに対し、イマチニブの登場後は、支障なく日常を送るまでに回復する患者さんが年々増加しています。
慢性・急性リンパ性白血病の症状
慢性・急性リンパ性白血病では血液をつくる細胞ががん化するため、血球の不足による症状が現れます。赤血球が不足すると、貧血、疲れやすい、息切れなどが現れ、白血球が不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
慢性・急性リンパ性白血病の治療
急性リンパ性白血病(ALL)はまず寛解導入療法で、複数の抗がん剤を組み合わせる「多剤併用療法」が基本です。慢性リンパ性白血病(CML)は経過観察を行い、治療もマイルドが基本です。
成人T細胞白血病(ATL)の症状
成人T細胞白血病(ATL)はヒトリンパ好性ウイルス1型(HTLV-1)感染によって、40歳以上になると1000人に1人程度の割合で発症するがんです。免疫機能が落ち込むため、感染症にかかりやすくなり、空気中のカビや寄生虫が原因の感染症に悩まされ、原因不明の発熱やのどの痛み、発疹などが次々に現れます。
成人T細胞白血病(ALT)の治療
ATLは白血病細胞の数や自覚症状、血液検査の結果から、急性型、リンパ腫型、慢性型、くすぶり型に分類されます。ATLは極めて厳しいがんですが、分子標的薬や抗体医薬品など最先端の薬物療法の研究も進んでいます。




