診断

レントゲン検査

体を傷つけず負担なく診断できる

体を傷つけず、患者さんに負担をかけずに臓器の状態やがんの有無を確認するために活用され、現在も発達をつづけているのが画像診断の技術です。1896年に開発され、100年以上すぎた現在でも積極的に利用されているのがX線(レントゲン)検査です。
X線は電磁波(放射線)の一種で、感光板(フィルム)を黒く変色させます。X線照射装置と感光板の間に体を置いて撮影すると、X線を透過させた部分は黒く写り、透過が妨げられた部分は白く写ります。この性質を利用して体の内部の状態を観察し診断します。

単純X線検査とX線造影検査

X線検査には、単純X線検査X線造影検査があります。
単純X線検査は、胸にX線を照射して胸の病変を調べる胸部単純X線検査、腹部にX線を照射して腹部の病変を調べる腹部単純X線検査などがあります。
胸部単純X線検査は、胸部を正面・側面から撮影して、主に肺の状態を調べて肺炎、肺がん、肺結核、心臓肥大などを確認します。腹部単純X線検査は腹部をX線で撮影し、結石、腸管内のガス、腸閉塞、腸管の穿孔などを確認します。胸部単純X線検査は肺がんの検査で活躍します。

マンモグラフィは乳がんの早期発見に有効

X線造影検査は、単純X線検査では写りにくい部位に造影剤を注入して、細かい部分を撮影します。
食道・胃・十二指腸に行う上部消化管造影検査、大腸に行う注腸造影検査、血管に行う血管造影検査、子宮内部や卵管を調べる子宮卵管造影検査、膵管・胆管を調べる膵胆管造影検査などがあります。造影検査は胃がん、大腸がん、腎盂がんなどの検査で活躍します。乳がん検査で行われるマンモグラフィ(乳房X線検査)は、視触診で発見されにくい小さながんの発見に役立ちます。マンモグラフィは乳がんの早期発見と死亡率低下の効果があることが確認されています。X線検査にCTやMRIを組み合わせて、よりくわしい検査が行われます。

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