診断

血液・骨髄検査

血液は情報の宝庫

全身をめぐる血液は体の状態を示す豊富な情報を含んでおり、身体情報の宝庫といわれます。血液は血球成分血漿成分に分かれ、血漿から血液凝固因子を除いたものが血清です。血球成分を調べるのが血液一般検査で、赤血球・白血球・血小板の数や機能を調べます。
血清成分を調べるのが血液生化学検査で、血清たんぱく・血清酵素・糖質・脂質・色素・電解質・ホルモンなどの量を調べます。
血清に抗原を加えて、抗原と結びつく抗体があるかどうかを調べるのが免疫血清学的検査です。異物やウイルスなどの抗原が侵入すると、体内ではそれに対抗する抗体がつくられて、病気は克服されます。異物やウイルスを探すのではなく、つくられた抗体を調べて病気を診断するわけです。前項で紹介した腫瘍マーカーは、免疫血清学的検査に含まれます。

血液検査からがんが見つかることは多い

血液検査でがんを直接的に示すものは、腫瘍マーカー以外にはあまりありません。しかし、血液検査で重大ながんが見つかることは珍しくありません。貧血から子宮がんや大腸がんが発見されたり、赤血球・白血球・血小板の減少から、がんの骨転移が発見されることもあります。血液中のある種のたんぱくの増加から、体内の炎症やがんが見つかることもあります。肝臓がん(原発・転移)になると、ALP、γGTPなどのたんぱくが増加することがあります。
肝機能の異常からがんが推測されることも少なくありません。膵臓がんの初期には糖尿病の症状が現れることがあり、血糖値の上昇が膵臓がんの発見につながることもあります。

骨髄検査で血液のがんを診断

血液一般検査で血球に異常が認められた場合、その原因を特定するために骨髄検査が行われることがあります。
骨髄検査は白血病など血液のがんの診断のために行われます。白血球は骨髄幹細胞でつくられますが、そのさいに異常な細胞が増殖して悪性化すると白血病が起こります。

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