最先端がん治療
定位放射線治療
脳体力が低下した患者さんや高齢者にも行える治療
定位放射線照射とは、がん組織に対して放射線を集中して照射する治療技術です。従来の放射線治療では、がん組織と周辺にある正常組織の両方にかけて、広い範囲に放射線照射を行いました。しかしこの方法では、正常組織への副作用が問題になり、それを防ごうとすると、がん組織への治療効果も弱まってしまいます。
そこで、周囲の正常組織にはできるだけ放射線を当てず、病巣だけに集中して強力な放射線を照射する治療法が定位放射線療法です。外科手術に比べて安全な治療法とされ、手術できない部位のがん、体力の消耗した患者さん、高齢者にも治療を行うことができます。定位放射線照射には、ガンマナイフと定位放射線治療があります。
脳腫瘍など頭部の病気が対象
ガンマナイフは、頭部の病気が対象となります。脳腫瘍、動静脈奇形、三叉神経痛などです。ヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置された線源から、201本の放射線(ガンマ線)のビームを照射して、病巣の1点に正確に集中させます。1本ずつのビームは弱いものですが、病巣に対しては201本が集中して照射されるので強力な効果を与えることができ、ガンマ線のナイフのような切れ味があることからガンマナイフと呼ばれるようになりました。
ガンマナイフを応用し、放射線照射装置のリニアック(直線加速器)を利用し、がん病巣に放射線を集中させる治療が定位放射線治療です。リニアックの回転と治療ベッドの回転を組み合わせるなどのさまざまな方法が開発され、ガンマナイフと同じような治療効果を得ることができます。定位放射線治療は、頭頚部腫瘍と脳動脈奇形が対象とされます。
PICKUP:免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。
ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。



