最先端がん治療
ロボット手術
安全で確実な前立腺がんの手術を実現
前立腺がんの基本的な根治療法は前立腺の全摘手術です。この手術は、開腹手術と、腹部に3カ所の穴を開けて内視鏡や鉗子を挿入して行う腹腔鏡下での手術があります。最近は腹腔鏡下での手術が多く、安全性も高くなってきましたが、それでも血管や神経、筋肉が傷つけられ、大出血や勃起障害、尿失禁などの後遺症の危険が伴います。
そこで、より安全に確実な手術を行う方法として開発されたのがロボット手術です。
じゅうぶんな視野が確保され細かい作業が行える
前立腺がんのロボット手術には、ダヴィンチという手術用ロボットが使用されます。手術用ロボットといっても人間の姿をしたロボットが自分で手術を行うわけではなく、人間の医師がコンソールという操縦席から手足を動かして鉗子を操作して手術を行います。
ダヴィンチを使ったロボット手術は、手術を行うために必要な視野がじゅうぶんかつ自由に確保され、細かい作業も確実に行うことができます。周囲の神経や血管、筋肉を傷つけることもなく、安全、確実な手術が可能です。
アメリカで急速に普及した
前立腺がんのロボット手術はアメリカで普及しています。腹腔鏡下での手術は開腹手術に代わる新しい治療法として期待されましたが、術後の勃起障害や尿失禁などの合併症は開腹手術とほとんど変わらないため下火になり、その後、急速に進歩、普及したのがロボット手術です。アメリカでは、ロボット手術の設備がない病院には患者が集まらないといわれるほどです。わが国でも前立腺がんのロボット手術を行う医療機関はまだ多くありませんが、東京医科大学附属病院、九州大学病院、金沢大学附属病院などで先進医療として実施されています。
ロボット手術の手術時間は3時間前後、入院期間は2週間ほどです。
PICKUP:免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。
ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。



