乳がん(進行がん)
トラスツズマブ療法(保険適応)
薬剤名
トラスツズマブ
投与方法
トラスツズマブ:初回4mg/kg/日、2回目以降2mg/kg/日
使用期間
週1回投与
特徴
・HER2過剰発現が確認された転移性乳がんに用いられる
・病態に応じて、トラスツズマブ単剤または化学療法との同時併用
AC療法(保険適応)
薬剤名
DXR(ADM):ドキソルビシン
CPA:シクロホスファミド
投与方法
DXR(ADM)(60mg/m2/日):第1日
CPA(600mg/m2/日):第1日
グラニセトロン(40μg/kg/日):第1日
デキサメタゾン(8~20mg/日):第1日
投与期間
3週を1コースとし、補助化学療法の場合は通常4コース
特徴
・転移・再発乳がんの場合、補助療法でDXRなどアントラサイクリン系薬が未投与またはすでに投与されていても終了後1年以上経過した再発例が対象となることが多い
CMF療法(保険適応)
薬剤名
CPA:シクロホスファミド
MTX:メトトレキサート
5-FU:フルオロウラシル
投与方法
CPA(100mg/m2/日):第1~14日
MTX(40mg/m2/日):第1、8日
5-FU(600mg/m2/日):第1、8日
グラニセトロン(40μg/kg/日):第1、8日
または、
CPA(65mg/m2/日):第1~14日
MTX(40mg/m2/日):第1、8日
5-FU(500mg/m2/日):第1、8日
グラニセトロン(40μg/kg/日):第1、8日
投与期間
4週を1コースとし、少なくとも6コース
特徴
・DXRなどアントラサイクリン系薬を用いたレジメンより副作用の発現頻度が低く、心毒性もまれで、累積投与量の制限もない
・アントラサイクリン系薬やPTXなどタキサン系薬の不応例や、補助化学療法未施行の再発例、またQOLを重視する場合や高齢者、脱毛を嫌う場合などに使用される
PTX療法(保険適応)
薬剤名
PTX:パクリタキセル
投与方法
PTX(100mg/m2/日、1時間以上で投与):第1、8、15、22、29、36日(6週間投与1週間休薬)
または
PTX(175~210mg/m2/日、1時間以上で投与):隔週1回投与
いずれも前投薬(支持療法)は以下の通り
デキサメタゾン(PTX投与30分前までに終了、8mg/日、2週以降半量ずつ減量可):PTX投与日
ファモチジン(PTX投与30分前までに終了、20mg/日):PTX投与日
グラニセトロン(40μg/kg2日 9:PTX投与日
ジフェンヒドラミン(PTX投与30分前、50mg/日):PTX投与日
このほかに、PTX(80mg/m2/日)3週間投与1週間休薬、PTX(80~100mg/m2/日)毎週1回投与といった投与方法もあり(いずれも保険適応なし)
投与期間
腫瘍の進行あるいはコントロール不能な副作用の出現まで投与
特徴
・転移・再発乳がん治療における基本的レジメン



