免疫療法のすべて
免疫療法の歴史
(非特異的)免疫賦活剤
免疫療法は、1970年代の(非特異的)免疫賦活剤によって始まりました。具体的には、結核菌製剤であるBCGがその代表です。その他、日本では担子菌から抽出した成分(シゾフィラン、レンチナン、クレスチン)や、細菌の成分(ピシバニール)が医薬品として認可され、現在でもわずかに利用されています。但し、効果は非特異的であり、劣ると考えられています。
昔、よく耳にした“丸山ワクチン”も、(非特異的)免疫賦活剤のひとつです。ワクチンという名前がついていますが、長い間免疫力を維持するワクチン機能を持っているわけではありません。丸山ワクチンを打つことによって全身の免疫細胞が非特異的に活性化した結果、がん細胞を攻撃するようになります。但し、丸山ワクチンはがん患者さんの生存期間を延ばすことはなく、医薬品として認可されませんでした。
免疫細胞療法
免疫細胞療法とは、患者さんの免疫細胞を対外に取り出し、がん攻撃性を高める操作を加えた後、患者さんの体内へ戻す治療法です。免疫細胞療法の代表である活性化自己リンパ球療法は1980年代後半、Rosenbergらにより考案されました。
最近では、細胞の操作技術として、リンフォカイン活性化キラー細胞(LAK細胞)を誘導する方法も確立されています。T細胞を操作するものとしては、アルファ・ベータT細胞療法、ガンマ・デルタT細胞療法、CTL療法、TIL療法などがあります。
T細胞以外では、1990年代から、抗原提示細胞のひとつである樹状細胞の研究が始まりました。樹状細胞を利用する療法(樹状細胞ワクチン療法)は、抗原特異性の高い治療法として期待されています。
ペプチドワクチン療法
1991年、Boonらがペプチドワクチン療法を考案しました。ペプチドとは、10個程度のアミノ酸がつながったものの固まり、つまり小さな・小さなタンパク質の断片です。がん細胞の表面には、がん細胞に特異的なペプチドが顔を出しており、免疫細胞群はそれを“がんの目印”にして攻撃をしかけます。
このペプチドは、人工的に合成することが可能で、体内に投与するとキラーT細胞が刺激されて活性化し、さらに増殖してがん細胞を攻撃するようになります。この性質を使ってがんを排除する治療法が「がんワクチン療法」。ペプチドを薬剤として使用する治療法を「がんペプチドワクチン療法」と呼びます。
“蓮見ワクチン療法”のハスミワクチンもペプチドを用いたものではないですが、ハスミワクチンは古くからある特異的免疫療法のひとつと考えられています。
抗体療法
遺伝子工学技術によって、がんを特異的に攻撃できるモノクロナール抗体を作製し、それを患者さんの体内へ投与する方法です。分子標的療法とも呼ばれ、各がん種に効果のあるモノクロナール抗体が世界中で積極的に開発されています。抗がん剤と違って(致命的な副作用が少ないことから)、臨床現場でも盛んに導入されています。
免疫療法で実績がある医療機関
【東北エリア】:仙台駅前アエルクリニック
がんの種類・病状・治療内容に合わせ、樹状細胞ワクチン療法や活性化リンパ球療法を実施しているクリニックになります。
所在地:宮城県仙台市青葉区中央1丁目3-1AER(アエル)ビル11階
アクセス:JR「仙台」駅より徒歩2分
診療時間:9:00~17:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.aer-clinic.com/
【関東エリア】:セレンクリニック東京
免疫療法や樹状細胞ワクチン療法・樹状細胞療法などの幅広い治療法をもって、患者さまにあわせたオーダーメイド治療を実施しているクリニックになります。
所在地:東京都港区白金台2-10-2白金台ビル2F
アクセス:都営浅草線「高輪台」駅より徒歩3分
診療時間:10:00~17:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.seren-clinic.com/
【中国・四国エリア】:花園クリニック
最新の医療機器と設備を揃えており、からだにやさしいがん免疫療法を提供している、地域密着型の医療機関になります。
所在地:広島県福山市花園町1丁目3-9
アクセス:JR「福山」駅よりタクシーで10分ほど
診療時間:9:00~13:00、15:00~18:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.hanamk.jp/
【九州・沖縄エリア】:福岡アイマックスクリニック
からだに優しく、科学にもとづいた最先端の免疫療法・がん治療を実施しているクリニックになります。
所在地:福岡市中央区天神1-2-12天神122ビル4階
アクセス:地下鉄七隈線「天神南」駅より徒歩1分
診療時間:10:00~17:00
休診日:土曜・日曜・祝日
URL:http://www.fukuoka-imaxclinic.com/



