注目の樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞ワクチン療法の利点
樹状細胞ワクチン療法は“がんに厳しく、患者さんにやさしい”がん治療
樹状細胞ワクチン療法が“がんに厳しく、患者さんにやさしい”理由は以下の通りです。
【一人ひとりに合わせた治療法】
樹状細胞ワクチン療法では、患者さんのがん種、治療経過、全身状態(容体)にあわせて、一人ひとりに好ましい治療計画が立てられます。また、樹状細胞に覚えこませる“がんの目印”として、ご本人のがん組織を使ったり、ご本人のがん細胞に発現している抗原を調べてそれと同じ人工抗原(WT1ペプチドなど)を使う、一人ひとりにあったオーダーメイドの治療法と言えます。
【少ない副作用】
患者さんの体から取り出した細胞をもとに「樹状細胞ワクチン」を作り、それを体内へ戻す治療法であるため、副作用の心配がほとんどありません。
【入院の必要がありません】
樹状細胞ワクチンは、約2週間に1回のペースで、3~4ヶ月の期間患者さんに投与されます。従って、入院の必要がありません。また、副作用も少ない治療法の為、普段の生活を送りながら治療に取り組むことが可能です。
【【標準治療との組み合わせができる】
がんの三大療法(手術・抗がん剤・放射線)に対して、樹状細胞ワクチン療法は“第4のがん治療”と呼ばれていますが、別々に行われる治療法ではありません。むしろ、三大療法と相性の良い治療法なのです。
例えば、手術でがん病巣を取り除いた後に樹状細胞療法を実施すれば、手術では取り除けなかった、全身に散らばった目に見えないがん細胞を排除することに役立ち、再発予防に期待が持てます。また、抗がん剤治療(化学療法)と同時に樹状細胞ワクチン療法を施行することで、双方の効果が高まるとの報告もあります。
従って、三大療法(標準的治療法)が全て無効になった後に樹状細胞ワクチン療法を選択する以外にも、標準的治療法と同時に組み合わせることが可能です。
【転移しているがんにも有効です】
樹状細胞からがんの目印を教わったリンパ球が、体内をめぐってがん細胞を攻撃します。そのため樹状細胞ワクチン療法は、がんが転移した患者さんにも有効性が期待出来ます。
【最先端医科学としての治療法】
樹状細胞ワクチン療法は、食品成分などで免疫力を高める民間の免疫療法やサプリメントと異なり、大学病院の研究者らが積極的に取り組んでいる最先端医科学です。また、国内外で治療実績が蓄積され、多数の医学論文が発表されており、エビデンス(科学的根拠)に基づく治療(EBM)の実践が可能です。
また、欧米では既に前立腺がん、脳腫瘍で保険適応がされています。
現在、標準治療の次に行われる免疫細胞療法としては樹状細胞ワクチン療法が一番良く使われている
pubmed, 2011.4.1検索
3つに分類される樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞ワクチン療法は、大きく分けて「人工抗原樹状細胞ワクチン療法」、「自己がん組織樹状細胞ワクチン療法」、「局所樹状細胞ワクチン療法」の3つに分類されています。
まずは、「人工抗原樹状細胞ワクチン療法」について簡単にご説明します。
自己がん組織がなくても実施可能
樹状細胞ワクチン療法の要点は、「樹状細胞にがんの目印を覚えこませて体内に戻す」ことです。その際に、がん組織を患者さんから採取して、がんの目印とする方法もありますが(自己がん組織樹状細胞ワクチン療法)、全ての患者さんで自己がん組織を採取できる訳ではありません。過去に手術を終えたか、病状の進行によって手術ができない患者さんでは、自己がん組織を取り出すことが出来ないのです。
そこで、代用に考えられたのがWT1ペプチドなどの人工抗原です。
がんの目印すなわち「がん抗原」は、アミノ酸が複数個結合したペプチドでできており、これを人工的に合成したものが「人工抗原」になります。また、多くの研究者らが、さまざまながん種からがん抗原を発見しており、それを人工的に合成して樹状細胞に覚えこませれば、自己がん組織が無くても樹状細胞ワクチン療法を実施可能です。
こうした方法を、「人工抗原樹状細胞ワクチン療法」(または、がんペプチドワクチン療法)と言います。
人工抗原樹状細胞ワクチン療法で注意しておきたいことは、何の人工抗原を使っているかです。それによって当然がんに対する効果も異なってきます。人工抗原は少なくとも評価が高く、実績のあるWT1ペプチドが使用できるかどうかは覚えておいたほうが良いかと思います。
WT1ペプチドが広く利用されている
WT1ペプチドは、ほぼすべての固形・血液がんに存在しているがん抗原※であるため、これを使うことで多くの患者さんに樹状細胞ワクチン療法を実施できるようになりました。加えて、WT1ペプチドには“強い抗腫瘍免疫反応の誘導”を期待できることから、人工抗原として現在最も有望視されています。
人工抗原のランキング
※WT1を発現している主ながん; 白血病、肺がん、乳がん、消化器がん、脳腫瘍、頭頸部がん、軟部肉腫・骨肉腫、甲状腺がん、女性器がん、小児がん
免疫療法で実績がある医療機関
【東北エリア】:仙台駅前アエルクリニック
がんの種類・病状・治療内容に合わせ、樹状細胞ワクチン療法や活性化リンパ球療法を実施しているクリニックになります。
所在地:宮城県仙台市青葉区中央1丁目3-1AER(アエル)ビル11階
アクセス:JR「仙台」駅より徒歩2分
診療時間:9:00~17:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.aer-clinic.com/
【関東エリア】:セレンクリニック東京
免疫療法や樹状細胞ワクチン療法・樹状細胞療法などの幅広い治療法をもって、患者さまにあわせたオーダーメイド治療を実施しているクリニックになります。
所在地:東京都港区白金台2-10-2白金台ビル2F
アクセス:都営浅草線「高輪台」駅より徒歩3分
診療時間:10:00~17:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.seren-clinic.com/
【中国・四国エリア】:花園クリニック
最新の医療機器と設備を揃えており、からだにやさしいがん免疫療法を提供している、地域密着型の医療機関になります。
所在地:広島県福山市花園町1丁目3-9
アクセス:JR「福山」駅よりタクシーで10分ほど
診療時間:9:00~13:00、15:00~18:00
休診日:日曜・祝日
URL:http://www.hanamk.jp/
【九州・沖縄エリア】:福岡アイマックスクリニック
からだに優しく、科学にもとづいた最先端の免疫療法・がん治療を実施しているクリニックになります。
所在地:福岡市中央区天神1-2-12天神122ビル4階
アクセス:地下鉄七隈線「天神南」駅より徒歩1分
診療時間:10:00~17:00
休診日:土曜・日曜・祝日
URL:http://www.fukuoka-imaxclinic.com/



