呼吸器
- タルセバ(一般名 エルロチニブ)
- イレッサ(一般名 ゲフィチニブ)
- アバスチン(一般名 ベバシズマブ)
- イホマイド(一般名 イホスファミド)
- エンドキサン(一般名 シクロホスファミド)
- ジェムザール(一般名 ゲムシタビン)
- キロサイド(一般名 シタラビン)
- ユーエフティ(一般名 テガフール・ウラシル)
- アリムタ(一般名 ペメトレキセド)
- ベプシド、ラステット(一般名 エトポシド)
- ハイカムチン(一般名 ノギテカン)
- ナベルビン(一般名 ビノレルビン)
- フィルデシン(一般名 ビンデシン)
- アクラシノン(一般名 アクラルビシン)
- カルセド(一般名 アムルビシン)
- アドリアシン(一般名 ドキソルビシン)
- ペプレオ(一般名 ペプロマイシン)
- マイトマイシン(一般名 マイトマイシンC)
- パラプラチン、カルボプラチン(一般名 カルボプラチン)
- ランダ、ブリプラチン(一般名 シスプラチン)
- アクプラ(一般名 ネダプラチン)
- タキソテール(一般名 ドセタキセル)
タルセバ(一般名 エルロチニブ)
イレッサに続いて登場した肺がんの分子標的薬。
がん細胞の表面にあるEGFR(上皮増殖因子受容体)というタンパク質をターゲットにしている。
再発・進行性の肺がんで、他の抗がん剤では十分な効果が認められない場合に用いられ、
生存期間を延長する効果が認められている。
使用されるがん
切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺がん
主な副作用
発疹96.7%、下痢88 例71.5%、皮膚乾燥65.0%など。(製品添付文書より)
イレッサ(一般名 ゲフィチニブ)
手術不能または再発した肺がんの場合に用いられる分子標的薬。
画期的な効果が認められ、新しい抗がん剤として多くの期待を集め注目されるが、重い副作用による死亡例が多数報告された。
その背景に、画期的な効果のみが先行し、十分ではない管理下で安易に使用されたことが考えられる。
効果的な使用のために専門医の十分な管理が必要とされる。
使用されるがん
手術不能または再発非小細胞肺がん
主な副作用
発疹62.7%、下痢88 例49.0%、そう痒症49.0%など。重大な副作用として急性肺障害・間質性肺炎1~10%未満。(製品添付文書より)
アバスチン(一般名 ベバシズマブ)
がん細胞が増殖のために分泌するVEGFというたんぱく質に働きかけることで、
がんの増殖を妨げる働きがある分子標的薬。
VEGFはがん細胞へ栄養や酸素を送るための血管新生を促すため、この働きを阻害することでがん細胞を縮小させる。大腸がんへの適応から肺がんにも適応が拡大され、治療の選択肢が広がった。
使用されるがん
治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん 、扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
主な副作用
結腸・直腸がん:好中球減少症18.8%、白血球数減少18.5%、高血圧14.6%など。
非小細胞肺がん:好中球減少症96.8%、脱毛症95.2%、白血球数減少94.4%など。
(製品添付文書より)
イホマイド(一般名 イホスファミド)
最も広く用いられる抗がん剤のシクロフォスファミドに似た構造をもつ。
肺がん、前立腺がん、子宮がん、骨肉腫などに用いられ、
シクロホスファミド(エンドキサン)が効かなくなった場合にも有効性が認められている。
小児悪性固形腫瘍に対しては、イホマイドを含む多剤併用療法が標準とされる。
使用されるがん
肺小細胞がん、前立腺がん、子宮頸がん、骨肉腫、再発又は難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法。
悪性骨・軟部腫瘍、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など)
主な副作用
食欲不振、悪心などの消化器系障害50.5%、白血球減少40.2%、出血性膀胱炎・排尿障害などの泌尿器系障害29.8%など。 (製品添付文書より)
エンドキサン(一般名 シクロホスファミド)
日本国内でも半世紀ほどの歴史がある抗がん剤。
乳がん、悪性リンパ腫において標準的に用いられる抗がん剤のひとつ。
他にも肺がん、子宮がんなど、さまざまながんに対する適応がある。
DNA合成を阻害しがんの成長を止める作用のあるアルキル化剤。抗がん作用のほかに免疫抑制作用を持つ。
使用されるがん
多発性骨髄腫、悪性リンパ腫(ホジキン病、リンパ肉腫、細網肉)、乳がん、急性白血病、真性多血症、肺がん、神経腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫)、骨腫瘍
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、咽頭がん、胃がん、膵がん、肝がん、結腸がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、睾丸腫瘍、絨毛性疾患(絨毛がん、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、横紋筋肉腫、悪性黒色腫
主な副作用
悪心・嘔吐5%以上、発疹など5%以上、低ナトリウム血症5%以上など。 (製品添付文書より)
ジェムザール(一般名 ゲムシタビン)
治療が難しい疾患のひとつである膵がんに、新しい治療薬として登場し、
今では膵がんの第一選択薬として位置づけられている。
フルオロウラシルに似たメカニズムを持ちながら、DNA合成阻害効果がより高い。
抗がん剤の中では比較的副作用が少なく、他に肺がん、胆道がん、尿路上皮がんにも用いられる。
2010年には乳がん、卵巣がんにも適応追加が承認された。
使用されるがん
非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、手術不能又は再発乳がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん
主な副作用
パクリタキセルとの併用投与時の副作用として、骨髄抑制91.9%、好中球減少93.5%、リンパ球減少51.6%、脱毛61.3%など。 (製品添付文書より)
キロサイド(一般名 シタラビン)
急性白血病、悪性リンパ腫に用いられる抗がん剤。
DNAとタンパク質の合成を阻害する作用があり、がん細胞の増殖を抑える。
急性骨髄性白血病(AML)の初発時の治療法として、シタラビンとイダルビシン(またはダウノルビシン)との併用療法が標準的に行われる。
消化器がんや肺がん、乳がん、女性性器がんなどに対しては他の抗がん剤との併用療法に用いられる。
使用されるがん
急性白血病および悪性リンパ腫消化器がん(胃がん、胆のうがん、胆道がん、膵がん、肝がん、結腸がん、直腸がんなど)、肺がん、乳がん、女性性器がん(子宮がん、卵巣がん等)等。ただし他の抗腫瘍剤と併用する場合に限る。
主な副作用
シタラビン大量療法時、食欲不振95.1%、嘔気90.2%、嘔吐80.5%、下痢58.5%など。 (製品添付文書より)
ユーエフティ(一般名 テガフール・ウラシル)
体内に入り肝臓で代謝されフルオロウラシル(5-FU)に変換されるプロドラッグのテガフールと
ウラシルを1:4の割合で配合している。
歴史も長く、さまざまながんに対して適応がある。
なかでも乳がん、肺がん、消化器がんの術後補助化学療法に用いられ、有効性を示している。
使用されるがん
(テガフール・ウラシル通常療法)
頭頸部がん、胃がん、結腸・直腸がん、肝臓がん、胆のう・胆管がん、膵臓がん、肺がん、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、子宮頸がん
(ホリナート・テガフール・ウラシル療法)結腸・直腸がん
主な副作用
食欲不振3.8%、悪心2.4%、嘔吐1.1%、下痢1.5%など。 (製品添付文書より)
アリムタ(一般名 ペメトレキセド)
分子構造が似ている葉酸の代謝を阻害することにより、抗がん効果を発揮する。
2005年に社会問題となったアスベストの健康被害によって発症した悪性中皮腫の治療薬として、厚生労働省の優先審査の対象となりスピード承認を得た。
使用されるがん
悪性胸膜中皮腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
主な副作用
(悪性胸膜中皮腫)悪心96.0%、ヘモグロビン減少96.0%、食欲不振88.0%など。
(非小細胞肺がん) AST(GOT) 上昇76.9%、発疹73.8%、白血球減少71.6%など。
(製品添付文書より)
ベプシド、ラステット(一般名 エトポシド)
DNAの分裂や増殖、再結合に必要なトポイソメラーゼという酵素の働きを阻害することで、がん細胞の増殖を抑える働きがある。植物由来の成分を化学合成した抗がん剤。
カプセル剤・注射剤・点滴静注射液(ジェネリック)がある。
他の抗がん剤と組み合わせた併用療法として、肺小細胞がん、悪性リンパ腫、睾丸腫瘍に用いられる。
注射剤は小児固形腫瘍に対する併用療法において適応が承認された。
使用されるがん
(カプセル剤)肺小細胞がん、悪性リンパ腫、子宮頸がん
(注射剤/点滴静注液) 肺小細胞がん、悪性リンパ腫、急性白血病、睾丸腫瘍、膀胱がん、絨毛性疾患、胚細胞腫瘍 (精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、腎芽腫その他腎原発悪性腫瘍など)
主な副作用
(カプセル剤:5日間連続投与) 白血球減少48.2%、貧血30.9%、血小板減少20.3%など。
(注射剤) 白血球減少68.5%、貧血51.8%、食欲不振49.5%、脱毛44.4%など。
(製品添付文書より)
ハイカムチン(一般名 ノギテカン)
イリノテカンと同じく、がん細胞内のDNAを切断し、分裂・増殖を抑える働きがあるトポイソメラーゼ阻害剤。イリノテカンは体内で抗がん作用を持つSN-38に変換されるのに対し、ノギテカンは代謝を経ずに直接的に抗腫瘍効果を発揮する。
イリノテカンと比べ、消化器に現れる副作用が少ない。
小細胞肺がんに用いられているが、2011年がん化学療法後に増悪した卵巣がんの適応が承認された。
使用されるがん
小細胞肺がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん
主な副作用
白血球数減少99.0%、悪心・嘔吐57.5%、食欲不振57.0%など。 (製品添付文書より)
ナベルビン(一般名 ビノレルビン)
植物由来の成分が原料の植物アルカロイドに分類される抗がん剤。
細胞内の微小管内に作用し、がん細胞の分裂を抑制する働きがある。
非小細胞肺がんにおいて単独またはプラチナ製剤に分類される抗がん剤に併用して用いられる(代表例にシスプラスチンと併用したVC療法)。2005年に手術不能又は再発乳がんの適応も追加承認された。
使用されるがん
非小細胞肺がん、手術不能又は再発乳がん
主な副作用
白血球減少92.6%、好中球減少90.6%、血色素量低下73.7%、全身けん怠感40.3%、脱毛26.9%など。 (製品添付文書より)
フィルデシン(一般名 ビンデシン)
ニチニチソウに含まれる成分から抽出されたビンブラスチンから合成された植物アルカロイドに分類される抗がん剤。
細胞内の微小管に作用し、がん細胞の分裂を抑制する働きがある。
急性白血病、悪性リンパ腫に用いられるほか、シスプラチンと併用して肺がんに用いられる。
使用されるがん
急性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)、悪性リンパ腫、肺がん、食道がん
主な副作用
安全性評価対象2868例中、白血球減少1228例、ヘモグロビン減少528例、血小板減少420例、脱毛357例など。 (製品添付文書より)
アクラシノン(一般名 アクラルビシン)
抗がん性抗生物質に分類される抗がん剤。がん細胞のDNAに結合して、RNAの合成を阻害することで抗がん効果を発揮する。
同種で従来から用いられていたドキソルビシンの心臓への副作用を軽減するために開発された。
代謝が速やかで体内に蓄積されにくい。
使用されるがん
胃がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、悪性リンパ腫、急性白血病
主な副作用
食欲不振27.4%、悪心26.3%、嘔吐22.8%、白血球減少14.6%、血小板減少7.2%など。 (製品添付文書より)
カルセド(一般名 アムルビシン)
抗がん性抗生物質に分類される抗がん剤。がん細胞のDNA構造を直接的に破壊するアントラサインクリン系の抗生物質で、世界で初めて完全合成で作られた。
再発時や他の抗がん剤で効果が無い場合など、肺がんの化学療法において2~3次的に用いられることが多い。
使用されるがん
非小細胞肺がん、小細胞肺がん
主な副作用
白血球減少93.9%、血小板減少47.0%、食欲不振65.7%、脱毛70.4%など。 (製品添付文書より)
アドリアシン(一般名 ドキソルビシン)
アントラサイクリン系の抗がん性抗生物質に分類される抗がん剤。抗がん剤の代表的な存在で、国内外で広く用いられている。ドキシルと同じく一般名はドキソルビシンであるが、ドキシルは超微小カプセルに収めた状態であるのに対し、アドリアシンはドキソルビシンそのままの状態である。そのため、効能効果や副作用に違いがある。
使用されるがん
悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)、肺がん、消化器がん(胃がん、胆のう・胆管がん、膵臓がん、肝がん、結腸がん、直腸がんなど)、膀胱腫瘍(骨肉腫以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法)、乳がん(手術可能例における術前、あるいは術後化学療法)、子宮体がん(術後化学療法、転移・再発時化学療法)、悪性骨・軟部腫瘍、悪性骨腫瘍、多発性骨髄腫、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など)
主な副作用
脱毛61.6%、白血球減少43.4%、悪心・嘔吐42.9%、食欲不振39.7%など。 (製品添付文書より)
ペプレオ(一般名 ペプロマイシン)
ブレオマイシンの抗腫瘍効果をもとに、肺への副作用を軽減した薬として開発された。
結果、ブレオマイシンより抗腫瘍性が高く、体組織へも高濃度に分布することが分かっている。
抗がん性抗生物質に分類される抗がん剤。皮膚がん、頭頸部悪性腫瘍、扁平上皮がんなどに用いられる。
使用されるがん
皮膚がん、頭頸部悪性腫瘍 (上顎がん、舌がん・その他の口腔がん、咽頭がん、喉頭がん)、肺がん(扁平上皮がん)、前立腺がん、悪性リンパ腫
主な副作用
間質性肺炎・肺線維症などの重篤な肺症状6.9%、発熱16.0%、口内炎13.0%、食欲不振12.9%、脱毛11.3%など。 (製品添付文書より)
マイトマイシン(一般名 マイトマイシンC)
日本で発見された抗がん性抗生物質に分類される抗がん剤。
抗生物質が抗菌薬以外に用いられた初期の代表的な薬剤である。
歴史も長く、適応のがん種も多様で、広く用いられている。
使用されるがん
慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、胃がん、結腸・直腸がん、肺がん、膵がん、肝がん、子宮頸がん、子宮体がん、乳がん、頭頸部腫瘍、膀胱腫瘍
主な副作用
白血球減少40.2%、血小板減少24.7%、食欲不振21.8%、悪心・嘔吐15.4%、全身けん怠感5.6%など。(製品添付文書より)
パラプラチン、カルボプラチン(一般名 カルボプラチン)
シスプラチンと同様の効果をもち、毒性の軽減を目的に開発された。
がん細胞のDNA合成を阻害することで抗がん作用を発揮する。
臓器機能の低下によりシスプラチンが投与できない時に用いることができる場合がある。
同種のプラチナ製剤に分類される抗がん剤の中では、最も副作用が少ないとされる。
カルボプラチンはジュネリック製品もある。
使用されるがん
頭頸部がん、肺小細胞がん、睾丸腫瘍、卵巣がん、子宮頸がん、悪性リンパ腫、非小細胞肺がん
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
小児悪性固形腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、中枢神経系胚細胞腫瘍、再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍、腎芽腫)
主な副作用
嘔気・嘔吐50.45%、食欲不振45.43%、全身倦怠感18.64%、脱毛18.25%、白血球減少56.42%など。(製品添付文書より)
ランダ、ブリプラチン(一般名 シスプラチン)
プラチナ製剤に分類される抗がん剤。がん細胞のDNAと結合し、がん細胞の複製を妨げ分裂・増殖を阻害する。
抗がん剤としては代表的な薬剤のひとつ。適応のがん種も多く、広く用いられる。
ジュネリック製品も多い。
なお、アイエーコール(日本化薬株式会社)の適応は肝細胞がんのみである。
使用されるがん
睾丸腫瘍、膀胱がん、腎盂・尿管腫瘍、前立腺がん、卵巣がん、頭頸部がん、非小細胞肺がん、食道がん、子宮頸がん、神経芽細胞腫、胃がん、小細胞肺がん、骨肉腫、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性胸膜中皮腫
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
悪性骨腫瘍、子宮体がん(術後化学療法、転移・再発時化学療法)、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形腫瘍(横紋筋肉腫、神経芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、髄芽腫など)
主な副作用
嘔気・嘔吐74.6%、食欲不振62.2%、白血球減少36.5%、全身倦怠感34.8%、脱毛25.7%など。 (製品添付文書より)
アクプラ(一般名 ネダプラチン)
シスプラチンの毒性を抑えることを目的に日本で開発された。
プラチナ製剤に分類される抗がん剤。プラチナ製剤は水溶性が低いが、アクプラは比較的水に溶けやすい。
シスプラチンの代わりに用いられたり、再発時のサルベージ(救済)療法として、おもに他剤と併用するが多い。
使用されるがん
頭頸部がん、肺小細胞がん、肺非小細胞がん、食道がん、膀胱がん、精巣(睾丸)腫瘍、卵巣がん、子宮頸がん
主な副作用
白血球減少49.21%、血小板減少43.00%、悪心7.25%、嘔吐4.46%など。 (製品添付文書より)
タキソテール(一般名 ドセタキセル)
イチイといわれる樹の成分から作られた抗がん剤。細胞内の微小管に結合し脱重合を阻害することでがん細胞の分裂を抑制する働きがある。タキソールと同様のタキサン系の抗がん剤。タキソールと同種の薬剤だが、抗がんスペクトラム(有効性を示す範囲や作用強度)や副作用に違いがある。
再発・転移した乳がんや、進行性の肺がんに対する化学療法として標準的に用いられている。
使用されるがん
乳がん、非小細胞肺がん、胃がん、頭頸部がん
主な副作用
食欲不振58.2%、脱毛56.7%、全身倦怠感49.6%、白血球減少80.3%など。(製品添付文書より)



