副作用対策
リンパ浮腫
手術や放射線治療で起こりやすい
リンパ浮腫とは、リンパ液の流れが悪くなり、手や足にむくみを生じることをいいます。夕方の下肢のむくみや、起きたときの顔のむくみは、一時的なものなので自然に改善しますが、手術や放射線治療などで生じる強いむくみ(リンパ浮腫)は、放っておくと悪化してしまうことがあるので、早めに適切に対処するようにしましょう。リンパ浮腫は子宮がん、乳がん、前立腺ガン、大腸がんなどの治療で、リンパ節を切除したり、リンパ節に放射線を照射したときに起こりやすいといわれています。発症時期や程度は個人差が大きく、治療直後に発症することもありますが、数年後、または10年以上経ってから起こることもあるので、がん治療の副作用と気がつきにくいこともあります。リンパ節を切除したり、リンパ節への放射線治療を受けたりした方は、リンパ浮腫を発症する可能性があることを忘れないようにしましょう。
症状が軽いときからのケアが大切
程度にもよりますが、リンパ浮腫はマッサージなどでリンパ液の流れをよくする(リンパドレナージ)ことで改善できます。ただし、必ず医療機関で、むくみがどこから起きているのか、どこのリンパ液の流れをよくするとむくみ解消に効果的かなどをチェックしてもらい、自分に合ったセルフケアを指導してもらうようにしてください。
医療用ドレナージは、エステサロンや整体サロンなどで行う、一般的なリンパマッサージとは異なります。症状に合わないマッサージを行うと、かえって悪化させてしまうことがあるので、くれぐれも、自己判断でのマッサージは行わないようにしてください。リンパ浮腫は早期から適切なケアを行えば、重症化を避けることができます。指で軽く押したときに跡が残りやすい場合は、むくみが生じています。こうした軽いときからセルフケアを行うようにしましょう。また、皮膚の乾燥(ドライスキン)があると、皮膚から細菌が侵入しやすくなり、炎症を起こしてリンパ浮腫が重症化しやすくなります。朝と晩の2回、30分程度、保湿クリームを塗りながらマッサージするなど、スキンケアを心がけましょう。スキンケアを毎日行っていると、異常にも気がつきやすいです。
PICKUP:免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。
ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。



