副作用対策
更年期障害、ほてり
手術や治療後に起こることがある
更年期障害とは女性ホルモン(エストロゲン)の低下によって起こる、のぼせやほてり(ホットフラッシュ)、動悸、頭痛、めまい、肩こり、不眠、イライラしやすい、気分が落ち込むといった不快な症状の総称です。子宮がんや卵巣がんの手術や放射線治療で、卵巣の機能が低下したり、乳がんのホルモン療法でエストロゲンを抑制したりすると、これらの症状が現れることがあります。更年期障害の症状は、ある程度時間がすぎると落ち着きます。これは、からだがエストロゲンが減少した状態に慣れるからです。がん治療の場合は、女性ホルモンの低下が急激に起こること、心理的なストレスが大きいことなどから、症状がひどく、うつ状態に陥ってしまうケースもあります。つらいと感じたときには主治医に相談するようにしましょう。
子宮がんはホルモン補充療法が可能
低下したホルモンを薬剤で補うホルモン補充療法(HRT)で、不快な症状を改善できます。ただし、エストロゲンが関係している子宮体がん、卵巣がんの一部、乳がんでは、術後5年間は禁忌とされています。子宮体がんはHRTが有効といわれていますが、再発のリスクが低いケースのみに治療を限定している医療機関もあります。これは、HRTを行うと乳がんの発症率が高くなるという研究結果があるためです。ただし、5年以下の使用であれば発症率は変わらないというデータもあるので、症状がひどいときに、時期を限定して有効に活用するという方法もあります。
よくみられるホットフラッシュはこのように対処しよう
更年期障害の代表的な症状が、突然、顔や上半身がほてり、顔が赤くなったり、汗を大量にかいたり、動悸がひどくなったりする状態がホットフラッシュです。突然起こるので、予防は難しいのですが、洋服を重ね着して、暑いときには上着を脱ぎ、寒いときには羽織るなど温度調節しやすい服装を心がけましょう。肌に触れる衣服の素材は、汗を吸収しやすいものにするとよいでしょう。適度な運動やアロマセラピーなどによる、血行促進やストレス解消も効果的です。
PICKUP:免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。
ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。



