副作用対策

皮膚の乾燥・かゆみ、脱毛

皮膚のトラブルが起こりやすくなる

抗がん剤治療を行うと、皮膚の新陳代謝が低下したり、保湿機能が低下したりして、皮膚の乾燥(ドライスキン)、色素沈着などが生じることがあります。皮膚が乾燥すると、ハリがなくなるだけでなく、外界からの刺激や異物の侵入を受けやすくなり、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。また、乾燥が続くとかゆみや湿疹、ひび割れを起こしてしまいます。皮膚が乾燥しているときは、皮膚を守る皮脂が少なくなっています。皮脂が必要以上に落ちてしまうので、長湯やからだをゴシゴシ洗わないようにしましょう。保湿成分の入った入浴剤を使ったり、刺激の少ない弱酸性の石けんを使ったり、風呂上がりには保湿クリームやローションを塗って乾燥を防ぐようにしてください。冷暖房の風が直接当たらないようにしたり、加湿器の設置も効果的です。かゆみがひどいときには主治医に相談して薬を処方してもらいましょう。皮膚の新陳代謝を促すビタミンAを多く含む、レバー、うなぎの蒲焼き、たら、にんじん、モロヘイヤ、あしたば、ほうれん草、かぼちゃなどを積極的にとって、皮膚の新陳代謝を促しましょう。

抗がん剤の影響を受けやすい髪の毛

抗がん剤の種類や量、投与回数によって異なりますが、治療中には髪の毛が抜けやすくなるという副作用があります。個人差が大きく、それほど抜けないこともあれば、ほとんど抜けてしまうこともあります。ただし、抗がん剤治療で毛根の細胞が完全に失われてしまうわけではなく、治療が終了して半年ほどすれば、徐々に髪の毛が生えてきて、一般的には2年程度で元の状態に戻るといわれています。とはいえ、髪の毛が抜けると外見に大きな影響をもたらし、精神的に大きなショックを受けます。髪の毛が抜けることを防ぐことはできませんが、抜けてしまったとしても、帽子をかぶったり、バンダナやスカーフを巻いたり、エクステンション(つけ毛)やかつらを利用して、さまざまなスタイルを楽しむようにしましょう。お気に入りの帽子やバンダナが見つかれば、気分の落ち込みも改善されるのではないでしょうか。

PICKUP免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。

ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。

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