治療の概略
植物アルカロイド
天然の植物成分からつくられた抗がん剤
天然に存在する植物成分のうち、多彩な作用を持つアルカロイド(アルカリのようなものという意味)と呼ばれるものを化学合成した抗がん剤です。マラリアの特効薬のキニーネ、コカの木の葉からつくられるコカイン、マチン科の植物からつくられる猛毒のストリキニーネなども、抗がん剤ではありませんがアルカロイドです。
がん細胞が分裂する際には微小管が形成されます。微小管の形成とは、がん細胞が枝分かれしていくプロセスです。微小管が形成されなければ、細胞分裂は始まりません。
植物アルカロイドは、微小管の形成を阻止することによって、がん細胞の増殖を抑えます。そのため、微小管作用薬と呼ばれることもあります。
植物アルカロイドの副作用として、骨髄抑制、下痢、口内炎、うつ・錯乱などの精神神経障害、脱毛などが起こることがあります。
植物アルカロイドと適応がん
イリノテカン(急性白血病)、エトポシド(注射剤は急性白血病、精巣腫瘍、膀胱がん、絨毛がん、小児固形がん、注射剤・内服薬は小細胞がん、悪性リンパ腫)、ソブゾキサン(悪性リンパ腫、成人T細胞白血病)、ドセタキセル(乳がん、肺がん)、ノギテカン(肺がん)、パクリタキセル(乳がん、肺がん、胃がん)、パクリタキセル注射剤(乳がん)、ビノレルビン(非小細胞肺がん、乳がん)、ビンクリスチン(急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、神経膠腫、小児がん)、ビンデシン(急性白血病、悪性リンパ腫、肺がん、食道がん)、ビンブラスチン(悪性リンパ腫、絨毛がん、胚細胞腫瘍、尿路上皮がん)
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PICKUP:免疫療法について検討する
手術・放射線・抗がん剤治療と併用することで、更なる効果が期待できる新たながんの治療法。
現在、『第4の治療法』として注目を集めている「免疫療法」は、副作用が少なく、患者さんへの負担も軽いという点が特長です。
ここでは、免疫療法の仕組みや民間の免疫療法と科学的免疫療法の違い、ノーベル賞受賞で注目された樹状細胞ワクチン療法から、最新の医療に携わるドクターインタビューに至るまで広く紹介しております。
また、免疫療法が受けられる医療機関についても掲載しております。



