小児癌と大人の癌の違いについて

癌という病気は大人だけでなく、子供まで発病してしまう可能性があります。この子供の癌については 「小児癌」 と呼ばれており、成人の方の癌とは少し違ってきます。まず、大人の場合ですと、胃癌や肺癌、子宮癌などと言った部類での発病が多いのですが、子供の場合はこれらの部類で発病することはめったにありません。

子供の場合は、体の器官が未成熟なこともあり、そこから成長していく過程で不具合が起こってしまうことがあります。その際に、DNAに傷がついたりなどして異常な細胞が生成されてしまい、そこから小児癌になってしまうことがあります。

また、小児癌で多い部類としては、白血病 (血液の癌) や脳腫瘍、悪性リンパ腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、軟部肉腫、骨肉腫、肝芽腫、胚細胞性腫瘍などがあり、大人の場合とは、その発病部分が異なってきます。


おもな小児癌の種類と症状について

小児癌の場合、相手が子供ですので症状の訴えなどが不十分なこともあり、癌の早期の発見が難しい場合があります。その上、子供は体の成長が早いので、一度癌細胞が発生してしまうと、その癌細胞の成長速度も速く、転移速度も速いです。

そのため、身近にいる親が、子供の異常をいち早くキャッチすることが大変重要です。そして、小児癌は成長速度が早いですので、可能な限り早期発見・受診を心がけましょう。


白血病

白血病とは、 「白血球の癌」 ・ 「血液の癌」 とも呼ばれています。 症状としては、血液中の白血球の数が通常以上に増えてしまうだけでなく、白血球自体までもが腫瘍化してしまう病気です。また、白血球だけでなく、赤血球系や血小板などの細胞が腫瘍化した場合も、まとめて白血病と呼ばれています。

白血病の症状
小児癌としては、生後間もなくから5歳までに多く発生する病気です。今まで元気だった子が、息切れや動悸、倦怠感、顔面蒼白などの貧血症状がでたり、食欲不振、発熱、手足の痛み、目や手足に出血斑などの症状が出た場合には、すぐに受診しましょう。


脳腫瘍

脳腫瘍と言うのは、その名の通り、脳に出来る癌のことを言います。ただ、この腫瘍にも良性と悪性があり、癌は悪性腫瘍のことを指します。一般的に、脳の組織内に出来る腫瘍は悪性のことが多く、組織外の腫瘍は良性のことが多いようです。

脳腫瘍の症状
この脳腫瘍と言うのも、初期の段階では発見しづらい病気なので注意が必要です。とくに子供に多く出る症状としては、頭痛や吐き気などがありますが、これも風邪などの他の病気と混同しやすい傾向があります。また、脳の中に腫瘍ができるため、その他の症状としては、視力の低下や歩き方などの行動がおかしくなる場合があります。このような症状が出たら、すぐに受診するように心がけてください。


悪性リンパ腫

この悪性リンパ腫と言うのは、リンパ組織やリンパ節などの人間の体を守る免疫組織にできる腫瘍のことを言います。この悪性リンパ腫の特徴としては、体の免疫組織に癌細胞が出来るので、リンパ液や血液によって、容易に体中に転移してしまうことがあげられます。

悪性リンパ腫の症状
リンパ腫の症状としては、首のあたりのリンパ節が腫れてきたり、しこりができるなどがあります。また、体の免疫組織が癌に侵されているので、悪性リンパ腫が悪化してくると、高熱が出たり体重が減少したり、病気になりやすかったりなどの弊害があります。いずれにせよ、素人の目では判断しづらい病気です。


神経芽細胞腫

神経芽細胞腫という癌は、腎臓の上にある副腎という臓器や、交感神経細胞から発病することが多いです。そして、この交感神経というのは、背骨の両側に沿って走っている神経細胞なので、発病箇所も多くに渡ります。

神経芽細胞腫の症状
神経の近くで神経芽細胞腫が発生した場合には、手や足が痺れたり、お腹にしこりが出来るなどの症状が出ることがあります。また、神経芽細胞腫という癌は、尿検査で発見できることが多いです。


骨肉腫

この骨肉腫というのは、骨に出来る癌のことを言います。症状としては、骨の部分に痛みが走るだけでなく、寝ているときなどの安静にしている状態でも痛みます。


網膜芽細胞腫

網膜芽細胞腫とは、眼球内に出来る小児癌のことを言います。 症状としては、視力の低下や角膜の混濁、瞳孔が猫の目のように光る白色瞳孔などがあります。


癌の種類についての関連メニュー

◇ 網膜芽細胞腫  ◇ 小児癌  ◇ 脳腫瘍  ◇ 神経膠腫  ◇ 口腔癌

◇ 上咽頭癌  ◇ 中咽頭癌  ◇ 下咽頭癌  ◇ 喉頭癌  ◇ 乳癌

◇ 肺癌  ◇ 食道癌  ◇ 胃癌  ◇ 腎臓癌  ◇ 子宮癌