神経膠腫について
まず、脳と脊髄には神経細胞と神経線維というものがあり、それらの間を埋めている細胞のことを神経膠細胞と言います。そして、この神経膠腫というのは、その神経膠細胞から出来た腫瘍のことを総称して言います。また、脳に出来る腫瘍にも色々な種類がありますが、この神経膠腫という癌は原発性脳腫瘍の約3割程度を閉めていると言われています。
そして、この神経膠腫の広がり方としては、浸潤と言う周りの細胞にしみ込むように拡がっていく傾向がありますので、癌細胞と正常な細胞の境界があいまいになってしまい、手術で腫瘍だけを摘出することが困難になります。
神経膠腫の種類と症状について
この神経膠腫というのは、神経膠細胞から出来た腫瘍のことを総称して言います。そして、神経膠細胞には星状膠細胞、稀突起膠細胞、上衣細胞などがありますので、腫瘍が出来た場所によって腫瘍の呼び名も変わってきます。
● 星細胞腫について
星状膠細胞から発生した癌で、だんだんと強くなってくる頭痛や、片麻痺などの神経症状が特徴です。症状の出方としては、悪性度の低い星細胞腫であれば症状が出るまでに数年もかかることもありますが、悪性度が高い場合には、数ヶ月程度で一気に症状が出てくることもあります。
● 稀突起神経膠腫
稀突起膠細胞から発生した癌で、痙攣発作などの症状が出ることがあります。また、抗癌剤などの化学療法が、比較的効きやすいようです。
● 上衣腫について
大脳の奥に脳脊髄液を貯めておく脳室という部分があり、この脳室の壁を作っているのが上衣細胞と呼ばれる細胞です。そして、上衣腫という腫瘍は、この上衣細胞から発生した癌のことを言います。また、この上衣腫の悪性度については、そこまで高くないことが多いのですが、なにぶん脳の奥に出来ることが多いので手術によって全部を摘出するのは困難なようです。
※ 腫瘍が出来た場所によっても症状は変わってきますので、上記の神経膠腫の症状についてはご参考程度にご覧ください。
神経膠腫の治療について
多くの場合では、外科手術によって腫瘍を摘出することが多いのですが、この神経膠腫は浸潤によって広がっていく傾向があり、正常な細胞と癌細胞の境目があいまいであるため、すべての腫瘍を摘出することは困難です。そのため、外科手術の他にも、放射線療法や薬物療法を併用して治療することになります。
また、悪性神経膠腫の場合は、数年程度で再発してしまうことも多いようです。その際の再治療についても、基本的には手術によって出来る限り腫瘍を摘出するのですが、腫瘍が深部に進展しているような場合では手術自体も難しくなってきます。
放射線療法についても、初回の治療で長時間の照射が行われていることもありますので、その場合の追加照射は、正常な脳への影響を考えると限られたものとなってしまいます。
癌の種類についての関連メニュー
→ 癌を治すために!
◇ 網膜芽細胞腫 ◇ 小児癌 ◇ 脳腫瘍 ◇ 神経膠腫 ◇ 口腔癌
◇ 上咽頭癌 ◇ 中咽頭癌 ◇ 下咽頭癌 ◇ 喉頭癌 ◇ 乳癌
◇ 肺癌 ◇ 食道癌 ◇ 胃癌 ◇ 腎臓癌 ◇ 子宮癌

