脳腫瘍とは、頭蓋内にできる癌です
頭蓋の中にできる腫瘍のことを脳腫瘍と言います。この脳腫瘍にも両性と悪性とがあり、悪性腫瘍の場合が癌になります。また、頭蓋内は限られたスペースしかありませんので、脳腫瘍が両性だった場合でも、腫瘍が出来た場所や大きさによっては摘出した方がよいこともあります。
また悪性だった場合は、出来る限り速やかに摘出するのが最善なのですが、癌のある場所によっては、外科的な手術が出来ないこともあります。その場合には、抗癌剤などの薬物療法や、放射線療法によって治療していきます。
脳腫瘍の原因について
この脳腫瘍の原因については、他の癌細胞から転移して発病した場合を除くと、はっきりとしたことは未だに分かっておりません。ただ、高タンパクや高脂肪分の食べ物の過剰摂取や、電磁波などが関係あるのではと言われていますが、実際のところは不明なようです。
脳腫瘍の症状について
脳腫瘍は、脳と言う大事な器官に発生してしまう病気なので、その症状としては、言語障害や手足がうまく動かせないなどの運動障害、体の一部が動かなくなる麻痺など様々な症状があります。また、その他にも、腫瘍が脳内を圧迫しますので頭痛が起きたり、めまいや顔面麻痺などの症状が出ることもあります。
また、女性の場合には、視床下部や脳下垂体の機能障害によって乳汁分泌ホルモンが過剰産生されて、妊娠してもいないのに母乳が出てくることもあります。
ただ、男女問わず、このような症状は、脳腫瘍がある程度の大きさにまで成長してから出てくる場合が多いので、自覚症状がある場合にはすぐにでも病院で診察を受けましょう。また、腫瘍を小さいうちから発見できるように、定期的に人間ドックなどで検診を受けられるのが最適です。
脳腫瘍の治療について
脳腫瘍が悪性であった場合には、癌細胞が周囲の正常組織に入り込んでいって、普通の細胞を腫瘍細胞に変えていくように成長する浸潤がおこったり、成長した癌細胞が転移を始める可能性がありますので、早急な治療が必要となってきます。
また、良性の脳腫瘍であっても、出来た場所や大きさによっては治療が必要となってきますし、腫瘍が大きく成長しており脳内を圧迫しているようであれば、これも早急な治療が必要となってきます。
● 外科手術による脳腫瘍の治療
これは脳内に出来た腫瘍を摘出するという治療法で、腫瘍を全部摘出できる場合には非常に有効な治療法となります。ただ、神経の近くに腫瘍が出来ているなど場合は、手術で摘出することが困難な場合もあります。
● 放射線療法による脳腫瘍の治療
ほとんどの悪性腫瘍に対して行われる治療法で、胚芽腫などの放射線感受性の高い癌については、この放射線療法だけで治ることもあります。また、一部の腫瘍に対しては、ガンマナイフやサイバーナイフと呼ばれる患部に集中的に放射線を浴びせることができる最新機器を用いて治療します。
● 化学療法などによる脳腫瘍の治療
これは抗癌剤などの薬剤を使用して腫瘍を小さくする治療法です。しかし、生命をつかさどる脳には、血液脳関門と呼ばれる異物の進入を防ぐ機能が備わっているため、薬剤が目標である腫瘍に届きにくいという問題があります。そのため、この血液脳関門を通れるような脂溶性薬剤を使用して治療することが多いです。
また、この他の治療法としては、重粒子線や陽子線を使ったものや、温熱療法などがありますが、現段階では発展途上といった感じもあり、そこまで期待は出来ないようです。
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