喉頭癌とは
のどぼとけ付近に悪性腫瘍が出来た場合を、喉頭癌と言います。のどぼとけ付近の器官の働きについては、日常生活とも密接に関係してきますので十分な注意が必要です。
たとえば、のどぼとけの下の方には、声を出すために必要不可欠な声帯があります。また、この付近一帯の器官が協力することによって、空気の通り道である気道の調整や、食べ物を飲み込むときに、間違って気道のほうにいってしまわないように調節しています。
そのため、治療する際にこの部分を大きく切除してしまうと、その後の日常生活にも影響が出てしまう可能性がありますので、早期発見、早期治療を心がけましょう。
喉頭癌の原因
喉頭癌の原因として、もっとも可能性が高いものが飲酒と喫煙です。とくにお酒を飲みながら喫煙しますと、タバコに含まれている発癌性物質がお酒によって溶け出すと言われており、さらに危険度が増すようです。
また、男女別で見ますと、女性よりも男性のほうがかかりやすい傾向にあり、男性は女性の10倍程度だと言われています。また、50歳以上の方から発病率が格段に上昇していますので、その年代の方は喫煙や飲酒を控えめにして、体を労わるのが得策です。
喉頭癌の症状
喉頭と言う部分も広い範囲があるため、喉頭癌ができた部分によって症状も違ってきます。たとえば、声門の近くに癌が出来た場合には、初期では声がれなどが起こり、癌が悪化するにつれて声がれもひどくなってきます。また、癌細胞が増殖して声門が圧迫されるようになってくると、呼吸困難になってしまう可能性もあります。
また、声門よりも上のほうに出来た場合には、喉に異物感があったり、食事などで物を飲み込む時に痛みが走ったりします。いずれにしても、声がれや違和感が続く場合には、専門の病院で検査されることをお勧めします。
喉頭癌治療
喉頭癌の治療方法としては、手術療法と放射線療法がおもな治療法となってきます。そして、出来る限り喉頭の機能を残すために、抗癌剤による薬物療法も同時に行われることが多いです。ただ、喉頭癌の手術が不可能な場合には、放射線療法と薬物療法が主力となります。
また、手術による治療についてですが、癌が発生初期で小さい場合には、喉頭の一部分だけを切除する喉頭部分切除術を行います。癌が悪化して広がっている場合には、喉頭をすべて摘出する喉頭全摘出術を行いますが、この場合、声が失われてしまいます。
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