下咽頭とは

この下咽頭という場所は、咽頭の中でも下のほうになります。具体的には、首付近にある 「のどぼとけ」 の後ろ側の部分を下咽頭と呼びます。この部分に悪性腫瘍が出来た場合が、下咽頭癌となります。また、癌細胞の悪化も多少早い傾向があるようです。


下咽頭癌の原因

この下咽頭癌は50歳代の方が多く発病しており、女性よりも男性に多い傾向があります。また、下咽頭癌の原因については、はっきりとしたことは分かりませんが、お酒やたばこの量が多い人がかかりやすいと言われています。

この他に下咽頭の輪状後部という部分に出来る癌についてですが、こちらの癌については貧血気味の女性の方に多く、とくに鉄欠乏性貧血の女性に発症が多いようです。


下咽頭癌の症状

下咽頭癌の初期のころでは症状らしい症状がほとんどなく、癌がある程度悪化してから分かることが多いです。また、下咽頭の部分に癌が出来ているので、その症状としては、食べ物を飲み込むときに異物感があったり、風邪でもないのに声がかれるなどがあります。

さらに、癌が悪化してくると、腫瘍によって呼吸の通り道が狭くなるため息苦しくなったり、食べ物を飲み込む時に、耳の奥に痛みが走ったりなどの症状が出てくることもあります。また、リンパ節にまで癌が転移している場合は、首の部分にあるリンパ節が腫れてくることもあります。


下咽頭癌の治療

この下咽頭癌については、病院で発見したときにはある程度まで悪化していることが多いため、癌細胞がどこまで広がっているか、また、リンパ節への転移があるかなども調べます。また、下咽頭癌の治療については、多くの場合、手術による腫瘍摘出が行われます。

通常、癌治療による腫瘍摘出の場合は、癌の浸潤を警戒する意味もこめて、癌細胞の周りにある正常な細胞ごと摘出するのですが、この下咽頭癌については、生活に密着している下咽頭に腫瘍があるため、あまりに大きく摘出してしまうと日常の生活にも影響が出てしまいます。だからといって、下咽頭部分の機能を残そうとすると小さな範囲しか摘出できず、癌の再発などの不安を残してしまいます。

その他にも、癌治療の効果をあげるため、癌の再発や転移を防ぐために、放射線療法や抗癌剤による薬物療法を併用することがあります。また、運よく早い段階で下咽頭癌を発見できた場合には、手術をせずに放射線療法と薬物療法だけで治療することもあります。


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