上咽頭癌とは

まず、上咽頭の部分について大まかに解説しますと、口奥の上の部分から鼻腔のつきあたりまでの部分になります。この上咽頭にできた癌のことを上咽頭癌と呼びます。そして、この癌の特徴としては、癌細胞が表面にではなく、組織の奥のほうに広がっていく傾向があります。

また、この上咽頭の部分については、リンパ節などが近くにありますので、癌の早い時期からリンパ節の流れに乗って転移してしまう可能性があります。


上咽頭癌の原因

この上咽頭癌の原因については、はっきりとした事はいまだに解明されていません。ただ、EBウイルスというウイルスが原因で、上咽頭癌が発症するのではないかと考えられています。


上咽頭癌の症状

上咽頭癌の症状としては、この癌が出来る上咽頭の部分にリンパ節があることから、リンパ節の腫れなどで判る場合が多いです。その他にも、耳や鼻に近いことから鼻出血や鼻づまりなどの症状や、耳鳴りや難聴などの症状もあります。

また、この上咽頭の部分には神経などが多くあるため、上咽頭癌が悪化して神経を圧迫したり、神経自体にまで癌細胞が及び始めると、激しい頭痛が起こったり、物が二重に見えたりなどの神経障害が起こる場合があります。


上咽頭癌の治療

この上咽頭癌については、発見したときには周囲に癌細胞が広がっている場合が多いため、手術で腫瘍を全部摘出してしまうことが難しくなっています。そのため、おもな癌治療としては、放射線を照射して癌細胞を破壊する放射線療法がおもな治療法となってきます。また、リンパ節にまで癌が転移している場合には、手術によって病巣ごとリンパ節を取り除きます。

また、これらの治療の他にも、癌の転移を防ぐためや射線療法の補助治療として、抗癌剤による化学療法を行います。この化学療法については、放射線療法を行う前や、放射線療法と一緒に、また、放射線療法の後などさまざまな組み合わせがあるようです。


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