腎臓癌とは

まず、腎臓という器官について解説しますと、腰の辺りに左右1個ずつあるソラマメ状の器官になります。この腎臓の働きとしては、体内で発生した老廃物などを血液中から取り除いて、尿として対外に排出するという重要な役割を持っています。

また、酵素であるレニンを分泌してアンジオテンシンという物質を作ります。このアンジオテンシンという物質については、血管を収縮させて血圧を上げる働きがありますので、腎臓は血圧の調整にも関係していると言えます。

そして、この大切な働きを持っている腎臓に悪性腫瘍が出来てしまったことを腎臓癌と呼びます。また、腎臓癌を詳しく分類しますと、腎臓に悪性腫瘍が出来た場合を腎細胞癌と呼び、その他の場所である尿管や膀胱などに出来た場合を移行上皮癌と呼んでいます。


腎臓癌の原因

腎臓癌の原因については、残念なことに未だに特定されておりません。そのため、健康的な日常生活を送ることが、最上の予防法となっております。また、万が一、腎臓癌が発生しても早期に発見・治療できるように、定期的に健康診断や人間ドックなどを受けられることをお勧めします。


腎臓癌の症状

腎臓癌の症状としては、癌が発生した初期の頃にはあまり症状がありません。ただ、腎臓癌がある程度の大きさに成長してきますと、血尿や腹部の腫瘤、背中やわき腹の痛みなどの症状が出てきます。さらに悪化してきてしまうと、疼痛や食欲不振などによる体重減少などの症状が出てくることもあります。


腎臓癌の治療

腎臓癌に対する有効的な治療法は、手術による腎臓癌の切除です。腎臓を切除する範囲については、当然ながら癌細胞の広がり具合によって変わって来ます。たとえば、早期に発見できて腎臓癌も小さい場合には、その癌細胞の部分と周りの組織だけを切除する腎温存手術が行われます。これですと、腎臓癌を摘出しても残った腎臓を残すことが出来ますので、腎機能の低下をある程度防ぐことが出来ます。

ただ、腎臓癌が悪化してしまっているような場合で、部分的に切除するだけでは効果が得られないような場合には、腎臓を丸ごと摘出することになります。こうなりますと、手術後に腎機能が低下してしまいますので、その後の生活にも多少の影響が出てきてしまいます。

また、腎臓癌は、リンパ節や肺などの他の臓器に転移しやすい傾向がありますので、腫瘍がある程度大きくなっている場合には、他の臓器に癌細胞が転移していないかを注意する必要があります。


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