PICKUP:がんと免疫の深い関係
健康な人でも体内では、1日に約5000個の細胞が“がん化”していると言われています。しかし全ての人ががんになるわけではありません。それは、風邪のときと同様に、私たちの体に生まれつき備わっている免疫の力によって、がん細胞を排除する機能がきちんとはたらいているからです。
しかし、細胞のなかにある遺伝子が何らかの影響で傷ついてしまい、修復できなくなるとがん細胞へと変化していきます。免疫の力が正常に働いている場合は、がん細胞が増えることはありませんが、免疫力が弱まったり、加齢などによって衰えたりすると、がん細胞の増殖を抑えることができずに、がんが大きくなって正常な細胞の働きを阻害するようになっていくのです。
そこで、免疫の力を強化することでがん細胞を抑えようとする最先端の治療が開発されています。これらは「がん免疫療法」と呼ばれ、すでに実地医療として行われています。最近では手術や抗がん剤、放射線治療に次ぐ第4の治療として、注目を集めています。
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がんとは
ひと言で「がん」といっても、その種類や名称は多様です。まず、胃がん、肺がん、肝がん、脳腫瘍のように、がんができた臓器名に「がん」「腫瘍」などをつけて呼ぶケースが多いです。
がんは増えている
国立がん研究センターがん対策情報センターによると、1975年に比べて2009年のがんによる死亡数は約2.5倍に増加しています。日本国内のがん患者さんの数は増え続けているのです。
発がんの要因
がんはなんらかの要因で細胞の遺伝子が傷ついて発生することがわかっていますが、様々な発がん要因が考えられており。その要因はまだはっきりとしていません。
部位別発がん要因
臓器別にみていくと、ある程度発がん要因を挙げることができます。また、逆に予防に結びつくものもありますので、主な発がんリスクとその予防法について紹介します。
初発と再発
がんの進行度は発生する臓器によって多少異なりますが、大きく「早期」「進行」「末期」に分けられます。自分のがんがどの状態なのかを知っておくことが大切です。
再発の種類
最初の治療で目に見えるがんを取り除いたはずなのに、数か月~数年後に再び増殖をくり返すようになる。これが再発です。局所再発と全身再発についても解説します。
リンパ節転移
リンパ節転移や再発を防ぐのは難しいことではありますが、最近は、免疫療法(免疫細胞療法)が再発・転移予防に寄与しうるとの研究結果が報告されています。
遠隔転移
取りきれなかったがん細胞が増殖して、さらに遠くのリンパ節へと転移し、血液にのって遠くにある臓器への転移を起こしてしまう現象。これが遠隔転移です。がんによって転移・再発しやすい部位には傾向があります。